心理・意思決定
認知バイアス、自己制御、感情、自己認知など、人間心理と判断にまつわる通説をデータで検証。損失回避、ナッジ、自己肯定感、血液型と性格などを扱います。
12件の記事
認知的不協和は態度変容を本当に引き起こすのか?データで検証
「認知的不協和理論」は、私たちの行動と態度が矛盾すると不快な感情(不協和)が生じ、それを解消するために態度を変容させると説明します。この理論は1957年にLeon Festingerによって提唱され、現代でも社会心理学の基礎的な概念として広く受け入れられています。
確証バイアスは誰でも陥るのか? — 認知心理学の知見で検証
「人は誰でも、自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまう」という確証バイアスは、普遍的な人間の特性なのだろうか。それとも、特定の条件下でのみ現れる現象なのだろうか。
臓器提供のデフォルト設定はドナー数を増やすか?データで検証
世界各国で臓器移植を必要とする人々が多数存在する中、臓器提供数を増やすための様々な取り組みが行われています。その一つとして、「臓器提供の意思表示がなければ自動的に同意とみなす」という「オプトアウト(推定同意)」方式への制度変更が注目されています。このデフォルト設定の変更は、実際に
ハロー効果は採用や評価で本当に働くのか?データで検証
採用面接や人事評価において、「第一印象が良いと、その人の能力全体が高く評価されがちだ」とか、「一つの突出した実績があると、他の評価項目も過大に評価されやすい」といった話を聞くことがあります。これは「ハロー効果」と呼ばれる認知バイアスとされていますが、実際のデータではどれほど影響が
後知恵バイアスはどこでも起きているのか? — データで検証
「後知恵バイアス(hindsight bias)」とは、結果を知った後に「あの結果は予測できたはずだ」と過大に評価してしまう認知バイアスのことです。この現象は、日常の意思決定から司法判断まで幅広い場面で起こりうるとされています。しかし、本当に「どこでも起きている」と言えるのでしょ
MBTI性格診断は科学的に妥当か — データで検証
「人間の性格は16のタイプに分けられる」とされるMBTI性格診断。企業の採用やチーム編成、自己理解のツールとして広く使われてきたこのテストは、果たして科学的な信憑性があるのだろうか。
Mehrabianの法則「7-38-55」はコミュニケーションに当てはまるか?データで検証
「人は言葉で7%、声の調子で38%、表情で55%の情報を伝えている」というMehrabianの法則は、実際のコミュニケーションでどれほど当てはまるのだろうか?
プロスペクト理論は実際の意思決定を説明するのか? — データで検証
意思決定の場面で「人は合理的に選択する」という伝統的経済学の前提に対し、人間の非合理な行動パターンを説明する理論として知られるプロスペクト理論。損失回避やフレーミング効果などの概念を通じて、私たちの日常的な選択が理論的に予測される合理的な行動から逸脱する理由を説明するとされていま
平均への回帰は本当に起きているのか?データで検証
「平均への回帰(Regression to the Mean)」とは、極端な値を記録した集団が、時間経過とともに平均値に近づく現象を指す。例えば、成績が突出して低かった学生が翌年になると平均的な成績に戻る、あるいはスポーツ選手が新人王を獲得した翌年は成績が下がる、といった事例がこ
生存者バイアスとは何か — 戦闘機の事例からデータで検証
戦闘機に穴の多い場所を補強すればよい――これは直感的に正しいように思えるが、本当にそれで正解なのだろうか? あるいは、その考えは「生き残った戦闘機」だけを観察したことで生まれた誤りなのではないか?
アンカリング効果は実生活で本当に起きているのか?データで検証
「アンカリング効果」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、最初に提示された数値や情報(アンカー)が、その後の判断に無意識のうちに影響を与える心理現象を指す。例えば、交渉の際に最初に提示された価格が、最終的に合意される価格に強く影響することが知られている。では、この現象は実
選択肢が多いと人は決められなくなるのか — データで検証
商品や選択肢が多すぎると、人はかえって決断ができなくなるという話がある。有名な「ジャムの実験」がその根拠とされるが、本当にそうなのか。データで検証する。